本質をテーマにした指輪|試作品[0001] [試作品ご意見番]
1.このジュエリーのテーマ 「本質」
人生でも、仕事でも「本質的なことは何か」を考えることは重要です。しかし、日々の生活に追われていると、問題の本質が何かを考えるのではなく、とりあえず何とかしようという逃げの姿勢になってしまいがち。しかし、そういうとりあえずの対応が、後々さらに大きな問題の原因となるのはよくあることです。
模様の中にある太陽と月は時間の経過を、木と花は場所の違いを、中央の十字はものごとの本質を現しています。時間が経過しても、場所が変わっても、変わらない「本質」を大切にしよう。そのようなメッセージを込めました。
2.こだわりポイント
ビジネスシーンでも、個性の表現が許されるそれほど堅くないシーンで使用することを想定してデザインしました。ビジネスシーンですので、基本の形は平甲丸とよばれるオーソドックスな形にしてきちんとしたイメージを演出し、透かしと呼ばれるすき間で繊細な模様を浮かび上がらせています。
基本の形は緩やかな平甲丸(板が膨らんだような丸みがある形)なので、引っかかることもなく仕事の邪魔になりません。透かし模様は複雑ですが、指輪の幅が4mmと狭いため、周りの人には「模様があるようだ」という程度にしか分からず、平甲丸の印象が強いでしょう。そのため、繊細な模様は着けている本人に向けられた秘かなメッセージと言えます。
指輪なので、目に近づければ模様がはっきり見えます。その模様も、すぐにそれとわかるリアルなものではなく、エッセンスが残る程度に抽象化していますので、ビジネスシーンでも違和感が少ないと思います。また、透かしを全面に入れていますので、その時の気分で見える模様を変えることもできます。
透かしが入った指輪の多くは、はっきりわかるように大き目の模様になっています。この指輪はあえて繊細な模様にしていますが、透かし模様は繊細になるほど作ることが難しくなります。しかし、CADを駆使し、かつ、高度なキャスト技術によってその難しさを克服しています。
3.元となったデザイン案
商品化デザイン案 [0002]のデザインを元としています。ただし、デザインパーツの配置を変えてシンメトリー性を高めています。
当ショップでは、ビジネスシーンで使えるジュエリーを製作しております。上は製品化前の試作品ですが、製品化後であっても、お気軽にご意見・ご感想をお聞かせください(下方にfacebookのコメント欄、どなたでもお書き込みいただけるブログのコメント欄、がございます)。お客様からいただいたご意見・ご感想に真摯に向き合い、ビジネスシーンにおいて、お客様にぴったりなジュエリーを製作してまいります。詳しくは、[当ショップの特長|「もうひとりのあなた」を見つける場]をご覧ください。