ビジネスシーンでのブローチ [ビジネスシーンでのジュエリー]
ビジネススーツに合わせるジュエリーが見つからないという声をよく聞きます。 ジュエリーは敷居が高いとも。確かに、スーツを着た女性を街で見かけても、多くの方はジュエリー・アクセサリーをしていません。ジュエリーは相手に「上品質=安心感」というイメージを与えられるものなので、ビジネスシーンで使わないのはもったいない気がします。
しかし、ビジネスシーンでのジュエリーは、まだまだルールがはっきり決まっていません。そのため、その場にふさわしいか否かを感じ取るセンサーが重要になりますが、それには場数を踏むしかありません。ジュエリーはもちろん、アクセサリーにもあまり慣れていない方、つまり、プライベートでもその類をあまり身につけたことがない方は、出来るだけ抵抗の少ないものから試してみるとよいかと思います。そういう方への、私のお勧めは、ブローチです。
ジュエリーは、地金には金、銀、プラチナ類を使用し、天然あるいは人工の宝石素材のみを使用したものをいいます。アクセサリーは、使用素材を限定しないものをいいます。
1.ブローチをお勧めする理由
私も、ブローチは今まではビジネスシーンで使ったことがありませんでした。なぜなら、ブローチといわれて思い出す安全ピン・タイプのものは、ちょっと大きめなので時代遅れな野暮ったいイメージがあったからです。また、あけた穴が大きくなりやすいので服を傷めるとも感じていました。
しかし最近、タック・ピン・タイプのブローチ(一般的にはピンズ、ピンバッジと呼ぶ)をしている女性を見て、これなら取り入れやすいのではと思いました。男性の場合、スーツにあるフラワーホールに社章を刺している方を時々見かけます。この社章を、もうちょっと美的なものにすればいいのです。肌に直接つける他のアイテムと違い、服の上につけるブローチは服の延長線上に感じやすいので、周りにいるビジネスシーンでのジュエリーに抵抗のある方にも受け入れていただけるのではないでしょうか。
残念ながら、女性のスーツには男性のスーツにあるフラワーホールが開いていないことが多いもの。そのため、ピンズを刺すとスーツに穴が開きます。しかし、大きくて重い安全ピン・タイプのブローチほどは大きな穴にならないとはずです。女性の場合、フラワーホールがあるべき位置にとらわれず、バランスのよい位置に刺せばよいでしょう。慣れれば、2つつけるなどしてより変化を楽しむ方法もあります。
2.ブローチの種類
ブローチの種類は、
- 安全ピン・タイプ 裏面に安全ピンがついたようなタイプ。
- スティック・ピン・タイプ 長い針がついたタイプ。ピン先は服に通しキャッチで留めます。
- タック・ピン・タイプ 短い針がついたタイプ。服の裏からキャッチで止めます。
- クリップ・タイプ ばねではさんで留めるタイプ。胸ポケットや襟を利用します。
3.つけ方の注意
クリップ・タイプ以外、ブローチには針がついています。安全性を考えると、ブローチは利き手でない方(利き手の方が動きやすいので当たりやすい)、ショルダー・バッグを下げない方につけることをお勧めします。ブローチのついた側にショルダー・バックを下げる際は、手やショルダーがブローチに当たらないようご注意ください。
よく言われることですが、ブローチをつける位置やデザインによって印象が変わります。鎖骨に近い高いところにつければ背を高く、 逆に下げてバスト・トップに近いところにつければ背を低く見せます。しかし、最近は低く見せたい人は少ないでしょうし、下につけるとやはり野暮ったい印象になります。一般的には、鎖骨あたりにつけるのがよいでしょう。
4.ビジネスシーンでのブローチ
最初に、ジュエリーに慣れていらっしゃらない方には、ブローチが入りやすいのではないかと申し上げました。しかし、ジュエリーに慣れた方にも、ブローチはよいアイテムだと思います。ブローチは、今の日常ではあまり使用されないアイテムなので、改まった印象を与えやすいからです。ジュエリーに慣れた方なら、入学式につけるコサージュのような印象にならず、ビジネスシーンにふさわしい現代的なブローチのつけ方が出来るでしょう。スーツの上からつけるので、はっきり見えて小さくても効果的なブローチを、ビジネスシーンで活用されてみてはいかがでしょう。
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