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太い指の人がビジネスシーンで使える指輪 [ビジネスシーンでのジュエリー]

前回・前々回のコラムでは、ビジネスシーンで使えるイヤリングやネックレスとはどのようなものであるか、顔や首の形別に考えてみました。今回は、指の形別にビジネスシーンで使える指輪とはどのようなものであるか考えてみたいと思います。細い指の場合はどのようなデザインでも似合いやすいので、今回は太い指について考えます。 

まず、「太くて短い指」「太くて長い指」に一般的に似合う指輪の形を考えます。次に、ビジネスシーンにふさわしい指輪とはどのようなものか考えます。最後に、ジュエリーコーディネーターとして、またかつて一般企業で現場リーダーとして働いた経験のあるひとりの女性として、現場リーダークラスの女性がビジネスシーンで使える指輪を考えてみたいと思います。

ただし「ビジネスシーンにふさわしいジュエリー」を考える際は、ご自分の特徴に合ったという視点も大切ですが、相手にどう見られたいかという視点も大切です。今回のコラムは前者の視点で述べますが、後者の視点も重要で、最終的には2つの視点をうまくミックスさせる必要があります。

※ビジネスシーンにふさわしい、太い指にあう当ショップの指輪は次のページをご覧ください。⇒ 太い指にあう指輪を見る

1.太い指にバランスが良い指輪|一般論

太い指にも、「太くて短い」「太くて長い」の2タイプあります。この2つのタイプの、一般的に避けた方がよいデザイン・バランスが良いデザインの例をまとめたものが下の表になります。

◆太くて短い指

 

◆太くて長い指

  

 

2.太い指にバランスが良い指輪|ビジネスシーン

ビジネスシーンでは、1の一般論をそのまま適用することは出来ません。ビジネスシーンにおけるファッションとは、「その仕事にふさわしいセンスがあることを表現する手段」ですから、指輪にも仕事にふさわしいという制約が生まれるからです。これはジュエリー全般に言えることですが、大きすぎるもの、主張の強すぎるものはビジネスシーンにはふさわしくありません。ジュエリーには時計のような機能性がなく、仕事を進める上で必要ではありません。なくてもよいものに気を配って身につけるからこそ心の余裕を感じさせるのですが、そこにつつしみ・奥ゆかしさがないとビジネスでは必要ないものという面が強調されてしまいます。

土台となる貴金属(地金)だけでなく、宝石(石)にも注意が必要です。光沢の強いスーツが、パーティーでは映えても一般的なビジネスシーンでは浮いてしまうのと同じように、輝きの強い宝石はビジネスシーンにふさわしくありません。一般的なビジネスシーンでは、ジュエリーは貴金属のみのものがふさわしく、宝石がつくとしてもごく小さなものを数個が限界だと思います(ただし、真珠はもう少し大きくても許容範囲)。手は名刺交換や資料を指し示すときなど人目につきやすく、また動きが激しいために輝きやすいので、ジュエリーの中でも指輪は特に宝石の輝きに気を配ったほうが良いと思います。

このような観点から、太くて短い指、太くて長い指とのバランスが良いデザインとされているものを見ると、いくつかはビジネスシーンではあまりふさわしくないでしょう。「センター・ ストーン型」は必然的に少し大きめの宝石(石)がセットされますし、幅が広い、ボリュームがある、縦長という各デザインも、遊びの要素が強くなりすぎてビジネスシーンにはそぐいません。V字タイプは、指を細く長く見せる上に、シャープな印象を与えるので、ビジネスシーンにもぴったりです。ボリュームに変化があるタイプは、適度なボリュームですっきりしたデザインならビジネスシーンでも違和感がないでしょう。 



3.太い指を適度に生かす指輪|ビジネスシーン

太い指は太い首と同じように、意志の強さや頼りがいを感じやすく、リーダーらしい手とも言えます。一方で、繊細さは感じにくいかもしれません。2では、出来るだけ指が太いと感じさせず、かつビジネスシーンでも違和感のない指輪とはどのようなものであるか考えてみました。しかし、ビジネスシーンにおいて太い指がマイナスイメージではないのならば、そのイメージは残しつつ足りないイメージを指輪で付け加えるというアプローチ法もあるでしょう。もちろん、指輪は小さいですから微妙にしか付け足せませんが、一面的でない深みといったものを感じさせることはできると思います。

手に繊細さや柔らかさを加えたいのであれば、繊細な模様が入った指輪や、緩やかな曲線で構成された形の指輪などをするとよいでしょう。ただし、ビジネスシーンで使うならば、どこかにキリリと締まった要素がないと、スーツなどとのバランスが悪くなります。模様が繊細ならアウトラインは甲丸や平打ちといった直線的でシンプルなもの、アウトラインが曲線なら厚みはあまり凸凹させないなど、どこかで必ず引き算をします。ビジネスシーンではジュエリーはでしゃばり過ぎないことが大切です。

 

また、ビジネスシーンではジュエリーの状態に気を配ってばかりはいられません。関節が太いと指輪がくるくると回ってしまうことが多いと言われますが、関節が太くなくても指輪が回ることはあります。乾燥した冬より湿気のある夏の方が指が太くなりやすく、1日のうちでもサイズは変化するものです。そのような場合、指輪が回らないように気をつけるよりも、指輪が回っても分からないデザインのものを身につけるほうが合理的です。特に手の平側の中央が表の中央に来ても違和感が少ないかチェックするとよいでしょう。ただし、手の平側の中央はサイズを調整するときのために模様を入れないケースが多いものです。そこに模様が入っているとサイズ調整が出来ない(出来ても難しい)ですし、製造手間の関係でお値段が高くなることもあります。ビジネスシーンではシンプルな指輪がふさわしいですから、必然的に指輪が回ってもそれほど問題がないデザインが多いとは思いますが、チェックポイントの1つに入れると良いでしょう。

太い指と言っても、ふっくらと太い、がっしり骨太など色々あります。ふっくらした手の場合も、子供のような手ならばクールさ、逆に年齢を感じる手ならばリズム感など、付け足したいイメージは微妙に異なると思います。まずはビジネスシーンに必要だが自分の手には足りないイメージは何かをよく観察することから始めてみてはいかがでしょうか。ビジネスシーンにおけるファッションとは「その仕事にふさわしいセンスがあることを表現する手段」です。「その仕事にふさわしい」センスとは何か、どうすればそれを表現できるのか、しっかり考えることが必要です。このコラムが、少しでもそのお役に立てれば幸いです。

※ビジネスシーンにふさわしい、太い指にあう当ショップの指輪は次のページをご覧ください。⇒ 太い指にあう指輪を見る

当ショップでは、ビジネスシーンで使えるジュエリーをご提供いたします。加えて、実際のビジネスシーンでの経験を生かし、ジュエリーコーディネーターとして、様々なビジネスシーンにふさわしいジュエリーを中心とした新しいファッションスタイルをご提案してまいります。  

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